チャングムの誓いと少女チャングムの夢


昨日は、NHK教育テレビのアニメ「少女チャングムの夢」と、
NHK総合テレビの「宮廷女官チャングムの誓い」を視た。
いずれも、ひたむきなチャングムの姿に好感を持つ。
アニメのチャングムは、子供達が視ることで、
色々なことを考える題材を与えている。
諦めないこと、負けないこと、慈悲の心の大切さなど。
アニメの「一休さん」や「日本昔ばなし
など、以前は子供向けの名作があった。
こうしたアニメは、情操教育にも良い番組であった。
少女チャングムの夢」は、子供達の情操教育にも役立つ、
最近では、数少ないアニメの一つだと思う。


ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」は、やはりチャングム役の、
イ・ヨンエが魅力的だ。
日本の女優でいえば、吉永小百合樫山文枝倍賞千恵子
のような知的にして聡明な女性と、イ・ヨンエは同じ雰囲気がある。
イ・ヨンエは、その著書「ヨンエの誓い」の中で、
邦題「宮廷女官チャングムの誓い」=「大長今」のことを、
老若男女を問わず、誰でも楽しめるキムチのような、
ドラマになったと語っていた。

チャングムイ・ヨンエ)は、天然痘の村人に対して、
労わりと慈悲の心で接っする、ナイチンゲールのような女性だった。
また、病気に対する分析力は、シュバイツァー博士と見紛うほどだ。
そして、何よりも彼女は、「医は心なり」を教訓にしていた。
世のため人のために尽くすチャングム
そうした姿が、ともすれば、時代錯誤のようになりつつある日本。
チャングムの姿は、そうした風潮に一石を投じている。



イ・ヨンエ(李英愛)は、男兄弟の中で育ち、
 活発な少女だったようだ。先日亡くなった、
 日本のプロレスでも活躍し、韓国の国民的プロレスラーだった、
 頭突きの大木金太郎のファンだったらしい。