宮廷女官チャングムの誓い総集編


チャングムイ・ヨンエ)の最後は、夫と娘と共に宮廷を後にする。
夫のミン・ジョンホ(チ・ジニ)は、チャングムを励まし、
彼女の才能を信じていた。
揺るぎない、無私の愛情を注いでいた。
チャングムは、そんな夫、ミン・ジョンホと生きることを誓う。
チャングムの誓いとは、母の復讐でもなく、宮廷での栄達でもなかった。
チャングムの誓いは、愛する人と暮らすことであり、家庭にあった。
そして、彼女の医術と食の知識を必要とする人々に、尽くすことだった。


イ・ヨンエ(李英愛)は、奉仕活動を個人的にもしている。
イ・ヨンエが尊敬する女優、オードリー・ヘップバーンもアフリカで、
積極的な奉仕活動をしていた。


チャングムの誓いでは、宮廷料理を中心とした、
韓国の食が紹介され興味深かった。
また、中国ほど知られていない、朝鮮半島の歴史を、
ドラマを通して、知ることができた。
宮廷女官チャングムの誓い」は、ビギナーにとって、
良き水先案内人になる番組である。
更に見方を変えれば、食と歴史の教養番組でもある。


チャングムイ・ヨンエが、疫病の庶民に献身的な医療をする場面がある。
どこかナイチンゲールのような女医だなと思った。
自分の子供をムチでお仕置きする場面があったが、
結構、厳しいなと思った。


「病は医者が治すのではなく、自らの力で治すのです」
チャングムの言葉だ。
医者は、心身を治療はするが、最後に治癒させるのは己の力。
チャングムの、常に前向きな生き方に共感する。


日本の女優でチャングムを演じるなら、誰が適役・・・・
吉永小百合倍賞千恵子樫山文枝栗原小巻
いずれも、60前後の女優だ。
長澤まさみ宮崎あおい松たか子井川遥貫地谷しほりはどうか・・・
映画「武士の一分」でキムタクの妻で好演している、
宝塚歌劇団娘役の檀れいも適役と思う。


やはり、イ・ヨンエ(李英愛)は、チャングムを演じる不動の役者だ。