新年会


ある大手の会社の新年会に来賓として、出席した。
冒頭、社長の年頭のご挨拶があり、とても勉強になった。
社長は御歳75才で、業界の会長もされている。
もとは、芸能関係の社長もされていた方だ。


社長のお話を拝聴して感じたのは、
伸びる会社のトップはやはりエネルギッシュであり、一方で慎重あることだ。
「銀行は赤字のとき、国が税金を投入して守ったが、
格差社会の中、厳しい経済状況の中で、
われわれの会社は誰かが、守ってくれるわけではない。
従業員の皆さん一人一人が、自分の会社を守らなければならない。」


「わが社は、創業が昭和35年で、平成19年の今年が、47年目。
会社は30年で生き残るのは、3%であり、50年で1%、
それが会社の平均的な寿命です。
われわれが、創立50年を立派な会社として迎えられるよう、
従業員の皆さんのご協力を、お願いします。」
この社長の訓示を聞き、私が思ったのことは、
会社の寿命は、人間の寿命より短いんだなということだった。
会社経営の舵取りの厳しさを、痛感した。


社長は、ご夫婦で出席され、
新年会終了後、大勢の従業員や来賓のお見送りをされていた。
従業員の心を掴む、社長ご夫婦のご配慮に感服したしだいだ。