春のあらし


芋たこなんきん」は、土曜日に一週間分をまとめて見ることが多い。


 今週は、春の嵐が花岡町子(藤山直美)の周辺で吹き荒れる。
町子が言われなきゴシップを書かれ、父親の入院で、
秘書の八木沢純子(いしだあゆみ)は、気もそぞろとなり、激しく動揺する。
ゴシップ記者に、逆恨みを受ける純子。
こうしたときに、人と人との絆が大切だ。
家族、友人、ご近所、職場の仲間。
純子が辞めると言い出した時、本気で怒る町子。
「落ち着け」
と町子を諭す健次郎(國村隼
健次郎は、いつも冷静に町子を見守っている。
健次郎は、どちらかといえば色男ではないが、
包容力と優しさのある男性だ。
さりげなく町子に助言するところが、魅力的だ。
健次郎と町子の夫婦の会話には、大人の滋味がある。
人生のパートナーとして、町子と健次郎は燻し銀の夫婦だ。



「八木沢さんと先生は離れてはいけません。」
編集者の北野(RIKIYA)の言葉は、胸に響く。


「純子さん13冊目も付きおうてください。」
1967年10月、八木沢純子と出会うと書かれた、町子の略歴。


町子の表情が驚きに変わる。
純子が戻ってきたのだ。
優しく町子の肩を抱く健次郎。
純子のお化粧をした、華やいだ表情が印象的だった。
町子と純子の信頼関係は固い絆となっていた。


看護士の鯛子(小西美帆)、秘書の純子と、心ときめく女性たち。
春風のいたずらは、様々な恋も運んできた・・・・


今日は桃の節句ひなまつり、女性華やぐ一日。