どろろ香港に行く
映画「どろろ」の興行成績が良い。
四週続けての、興行成績1位を獲得。
私が子供の頃、アニメで放映していたころの「どろろ」は、
かなり、グロテスクなアニメであった。(モノクロ?)
おどろおどろしさは、「ゲゲゲの鬼太郎」以上だった。
同じ頃、少年マガジンで連載していた、ジョージ秋山の「アシュラ」
もかなり凄惨な内容であったのを記憶している。
人間の善悪と、生へのリアリズムに圧倒された。
後の「はぐれ雲」とは、極北の作品だ。
魂の飢餓をジョージ秋山の作品から感じる。
それゆえ、魂の飢餓を知る者のの、優しさが、
「はぐれ雲」には流れている。
優しいニヒリズムを、ドラマで渡哲也が演じていた。
香港でも「どろろ」を上映する。
百鬼丸役の妻夫木聡と、どろろ役の柴咲コウが、香港を訪れ、
1000人のファンが詰め掛けた。
妻夫木聡は、広東語で挨拶をして、地元香港の若い女性から、
黄色い声援を浴びていた。
妻夫木は、「涙そうそう」では長澤まさみ、「どろろ」では柴咲コウと、
共演の女優に恵まれている。
私は、今でも「どろろ」の変な歌を思い出す。
「おまえらみんな、ほげたらだ
ほげほげたらたらへ〜らへ〜ら。」
なんだか、分かるような分からないような歌詞が印象的だった。
チャングムのテーマ曲も、一種独特のメロディーがある。
「どろろ」も「チャングム」も耳に残る曲だ。
香港に「どろろ」旋風は起こるのか・・・・・