女心


柴本幸由布姫が、回を重ねるごとに演技に艶が出てきている。
「姫は女になったのです」
という侍女の言葉。
柴本幸由布姫も、大人の女性の業に揺れる演技となってきた。


武田晴信(市川亀冶郎)も山本勘助内野聖陽)も、
女心はなかなか理解できない。
戦上手の二人だが、女人の胸の内は察するのは難しいようだ。
さすがに、三条夫人(池脇千鶴)は、由布姫の笛の音色から、
微妙な女心の変化を読み取る。


晴信が閨と日常の由布姫の態度の豹変振りを、
勘助に語るところが面白かった。
主君と家臣というよりは、女心に悩む、男同士の会話といったところか・・・・