麦踏とストレス


麦は、踏まれて丈夫な麦となり、
美味しい麦となる。
麦は踏まれることで、謂わばストレスを与えられる。
このストレスが丈夫な麦を作る。
そうしてみると、適度なストレスは、生き物には必要なのかもしれぬ。


人間も適度なストレスは、肉体的にも精神的にも必要なのではないか。
ストレスと切磋琢磨しながら成長する。
過度なストレスは、肉体も精神も蝕むだろう。
しかし、真っ直ぐ伸びる麦の如く、
人間も踏まれても、なお力強く伸びんとする生命力、
諦めない心が大切なのではないか。