西崎緑


NHKの「思い出のメロディー」でひさしぶりに西崎緑を視る。
必殺シリーズの主題歌「旅愁」を歌っていた。
すこし、声がうわずり、上がっているようだった。
日舞舞踊家らしく、着物姿がよく似合っていた。


芸名が、漢字で緑になっていた。
確か、以前は、ひらがなで「みどり」ではなかったか・・・


ねんねん舟歌」を田端義夫と一緒に歌っていた、
西崎緑が印象深い。
父と幼い娘の歌。
他人の花となった母、
その母なれど、年端もゆかぬ娘は、母を恋う。
父はそんな娘をあやし、子守唄を歌うしかない。


「ねんねこよ、ねんころよ、ねんねん舟歌


美少女、西崎みどりが眩しかった思い出がある。
絣の着物を着て、歌っていたいたように記憶している。


そして、その後「旅愁」が、ヒットする。
山口百恵桜田淳子森昌子とは違う、
どこか、大人びた感じが西崎みどりにはあった。
旅愁」を歌った頃の彼女は、14〜5歳ぐらいで、
大きな瞳がきらきらしていた。
そして、長い黒髪がきれいでした。


旅愁」の「風にゆれ 雨に濡れて 」
の歌詞のところで、日本舞踊のような流麗な振り付けをしていて、
その所作に、当時のアイドルとは、一味違う大和撫子の品を感じた。


そんな彼女が、あまり変わらずテレビに、登場して嬉しかった。
しばし、テレビに釘付けになった。