川中島 竜虎激突


いよいよ武田晴信(市川亀冶郎)と長尾景虎(ガクト)の対決。
この武田軍と長尾軍の戦いは、
山本勘助内野聖陽)と宇佐美定満緒形拳)との軍略の闘いでもある。
二人の軍師は、知謀湧くが如き名参謀。


この、「風林火山」では琵琶が効果的に使われている。
儚くも美しい琵琶の響き。
景虎その人も琵琶を弾く、芸術家肌。
ガクト演じる景虎も、芸術肌にして妖艶な雰囲気がピッタリ。
景虎の登場場面では、琵琶が奏でられ、
毘沙門天の生まれ変わりを自認する、
長尾景虎の神秘性を増す、演出効果となっている。


市川亀冶郎扮する武田晴信も、信玄入道の貫禄が出てきた。
まさに動かざること山の如し。
どっしり構えた戦国武将の姿そのものだ。
今回の「風林火山」では、川中島での両軍の対峙があった。
不動明王毘沙門天の対決。
川中島の戦いを迎え、物語は佳境に入ろうとしている。