通貨今昔


為替レートを切実に感じるのは、海外に行ったときだ。
昨年の韓国、今年の香港と、海外に出かけたとき、
如実に円安を感じた。


10年程前に韓国に行ったときは、W100が、
10円ぐらいだった。
現在は、w100が13円ぐらい。
韓国ウォンの対円レートが3割値上がりしていることになる。


韓国は1997年、深刻な金融危機に見舞われた。
財閥の倒産、金融機関の破綻が続き、
デフォルト(債務不履行)の状態になっていた。
IMF国際通貨基金)から融資を受けることとなった時期。
昨年、韓国でのショッピングの際、
土産のキムチを購入したとき、
ウォンがかなり対円レートで高くなっているなと、実感した。


10年程前の韓国旅行では、観光ガイドの方が女性で、
旦那様が失業中だと語っていた。
日本も当時、拓銀長銀山一證券の破綻など、
深刻な金融不安にあった時代。
まさに10年は一昔。


世界経済を、身をもって知るには、
海外でお金を使うことかもしれない。
そんなことをふと考えた。