軌道修正


昨日、業界の幹事会があり、議長として、
懸案事項をまとめた。
業界の全国大会とアジア大会があり、
業界各社にボランティアの協力要請をし、各社の合意を取り付けた。
社業が忙しい中、社員の派遣をするのは大変だ。
原則無報酬のボランティア。
その合意まで漕ぎ付けるまでが、なかなか骨が折れる。
やや神経的に疲れた会議だった。
そのあと、一次会をして、
二件目のクラブに出かけた。
長老の同業の会長から、
「元気だね、二次会とは」
「今日は一人の二次会です」
と、私。


会議もまとまったので、少し、自分自身を誉めてあげたかったので、
一人で、クラブに出かけた。
いつも、遅くお邪魔するので、
当日は早めにクラブにお邪魔した。
ハードな仕事の後で、
癒しを求めていたのかもしれない。


じっくり、しみじみ飲もうと思ったが、
なかなか他の客もいること。
お店は、相当盛り上がっていた。
チーママ特性の冬瓜の煮物は美味しく、ホッとさせてくれたが・・・・


自分だけが、別の時の流れにいるような、
喧騒の中の、孤独。
私は、誰かに話を聞いてもらいたかったのかもしれない。
そして、心を癒されたく、ネオンを泳いでいたのだろう。


「髪を少し切ったの」
とホステスさんに声をかけたら、
弾んだ声で、
「わかりますか」
と喜んでいた。


「自分自身を誉めてあげれなかったな・・・・」
そんな独り言が、私の脳裡に浮かんだハロウィンの夜だった。


今日は、ようやく少し軌道修正をしてきたが、
依然として、心の微熱状態は続いている。