2008-02-04 帝都雪降りぬ エッセイ 雪の皇居の映像が美しかった。 水墨画のような景色。 まさに、東京というよりも、帝都と呼ぶに相応しい。 時代が、昭和に戻ったような、 ある懐かしさを感じた。 『降る雪や 明治は 遠くなりにけり』 明治を偲ぶ、中村草田男の有名な俳句である。 雪はどこか、ノスタルジックな風景を醸し出す。 『昭和は遠くなりにけり』 そんな言葉が口からもれる、雪の日だった。