日々是好日


学生時代、茶席で『日々是好日』という掛け軸があった。
禅の有名な言葉だと先輩から教えられた。
雲門大師の言葉との事。
当時は20歳前後で、あまりこの言葉が身につまされなかった。
最近、この『日々是好日』が、特別の響きを放つ言葉になりつつある。


何気ない、一日一日が大切なのだろう。
劇的な日でなくとも、平穏に一日を終えることへの感謝の念。


自分に優しくなければ、実は人にも優しくなれないのではないか、
一見、利己主義のようだが、漠然とそんなことを考える事がある。
心が好日と感じると、心の糊しろも出来て、余裕も持てる、
そんな気がする。