神の声 ボチェッリ


ANDOREA BOCHELLI のベストアルバムを聴いている。
神の声と評されるアンドレア・ボチェッリのテノール
「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」も勿論だが、
「ベサメ・ムーチョ」は、特に歌声が艶やかにしてセクシー。
「大いなる世界」も力強い張りのある歌声が魅力的だ。
彼は咽喉で聴かせるのではなく、全身全霊で歌唱するアーティストだ。
それゆえ、彼の歌を全身で聴くことだ。
神の声だからこそ、耳で聴くのでなく、
全身で聴いて、御身を震わせることだ。
彼の歌声と体が一体となり、
甘美な空間と時間が広がる。


特に彼の「メロドラマ」の歌声に、危険な匂いを感じる。
「メロドラマ」の歌声に全身を震わせるのだ、
歌声に導かれるままに、
官能を恐れず、
自らの赴くままに・・・・・


彼は、野外コンサートもよく行なう。
ニューヨークの自由の女神、エジプトのピラミッドの前、
更に、故郷のトスカーナの丘で歌っている。
ボチェッリ語る。
「壮大な自然の静寂に声を与えるんだ」


それにしても彼の髭はセクシーだなと、思う。
セクシーな髭の男は、残念なるかな日本の男性には少ない。
イケメンではなく、大人の男性の魅力が溢れている。
彼の少し白髪がある髪が、渋みを漂わせている。
アンドレア・ボチェッリは、大人の女性を虜にしてしまう。


少し悔しいが、素晴しいイタリアの伊達男に乾杯したい。