妻の戦


家定(堺雅人)への愛が芽生えた篤姫宮崎あおい
最後の寝間のシーンで、背中を向けた家定に涙する篤姫がいじらしかった。


さて、昭和の始めまで、日本ではお見合い結婚が主流であった。
私の祖母も同じであった。
祖母が祖父を愛していた事は、亡くなった祖父の話を、
祖母から聞いて伝わるものがあった。
お見合い結婚したときは、男女の愛情は無いに等しいが、
日々の生活の中で、愛情を育んでゆく、
そんな夫婦も多かったのではないか・・・・


祖母と祖父もまた、愛し合ってから、夫婦になったのではなく、
夫婦になることと、愛し合うことが、
まさに同時進行している、篤姫のような関係だったのかもしれない。


庭の池に落ちそうになった自分を、抱きかかえた家定の目に、
恋のときめきを覚えた篤姫
今のように、情報化時代の世ではないので、
知識として、恋愛を知ることのない篤姫
それゆえ、これが恋だと自分自身、自覚できない。
さて、家定にも、篤姫への思慕の気持が芽生えているのか・・・・