器くらべ


篤姫宮崎あおい)は、家定(堺雅人)から一橋慶喜と会ってもいないのに、
なぜ、慶喜を次期将軍に推挙するのかと問われ、ハッとする。
まず、直に会い、その器量を見てから、
判断すべきだと家定の言葉で、思い知らされたからだ。
そこで、次期将軍候補の一橋慶喜平岳大)と、
紀州徳川家徳川慶福松田翔太)と面談する。
篤姫は、覇気のない、やや冷たい感じの慶喜より、
人情味のある凛々しい、慶福に好感を持つ。


篤姫は、斉彬(高橋英樹)より密命を受けたが、
公平な目で、慶喜に偏ることなく、
家定に、率直に慶福に好印象を持っていることを告げる。


篤姫は、常に自分の目で物事や、人間と向き合い、
判断しようとする。
好奇心もあり、度胸もある。
どちらかと言えば、クールな人間より、
血の通った、人情味のある人物に好意を抱くようだ。


家定と碁を打ちながらの夫婦の会話は、
ほのぼのとして、良いなと思う。
同じ趣味を持ち、語り合う新婚のようだ。
いつもながら、篤姫を見ると元気がでる。
宮崎あおいは、元気をくれる女優だ。