伊集院静 光と影


「王様のブランチ」を見ていたら、作家の伊集院静が出ていた。
彼には、どこか光と影の魅力がある。
明るい無頼派のような・・・・・


インタビューを受けていた彼の表情は、
優しさの中に、鋭い眼光が見え隠れしている。
伊集院静のさり気なく、でもどこか説得力のある語り口に、
高校時代お会いした、作家の山川健一氏を思い出した。


伊集院静は、女優にもてる。
夏目雅子桃井かおり、そして現在の奥様、篠ひろ子
女性を惹き付けるオーラが、彼にはあるのかもしれない。


伊集院静は、伊達歩という作詞家でもある。
近藤真彦の「ギンギラギンにさりげなく」「愚か者」
を作詞している。
そういえば、同じ作家の、五木寛之野坂昭如も作詞をしている。


今回は、伊集院静の新刊、「羊の目」について語るインタビュー。
伊集院静が、「愚直」と云う言の葉に、特別の感情を込め語っていた。
確かに「愚直」とは、一昔前の日本人の美徳であり、
私も好きな言葉だ。
「父は死んで、子供に何か大切なものを残す」
そんな意味のことも、彼が語っていた。
成る程、むべなるかな、と頷いた。