桜田門外の変


一期一会。
幾島(松坂慶子)との出会いと別れ。
そして、天璋院宮崎あおい)と井伊直弼中村梅雀)との出会いもまた、
一期一会であった。
茶席をともににして、
天璋院と井伊は、お互いを分かり合う端緒となる。
「くやしいが、こんなに美味しいお茶を飲んだことはない」
率直に、直弼が点てたお茶を誉める天璋院
そして、二人とも、攘夷は無理だとの認識であることも、
意見は一致していた。
ただ、政(まつりごと)に関する手法が二人は違っていた。


1860年(安政7年) 三月三日桃の節句の雪の朝、
井伊直弼は、桜田門外で暗殺される。
世に有名な桜田門外の変である。