疑惑の懐剣


家茂(松田翔太)は、和宮掘北真希)のもとにお渡りするが、
なかなか二人は打ち解けない。
和宮は、手を握ろうとする家茂を受け入れられない。
そんな和宮に、剣を懐に忍ばせているとの疑惑が浮上する。
天璋院宮崎あおい)は、自ら和宮に会いに行く。
懐剣の真偽を確かめようとして、
和宮ともみ合いになる天璋院
大奥は、又一波乱。


結局、和宮は懐剣ではなく、
鏡を懐に忍ばせていた事がわかる。
和宮の家茂に美しく見られたいとの、
女心がそうさせたのだ。
「かわいいの」
と、天璋院は思わず微笑む。


今回の「篤姫」は、
家茂と和宮が、互いの言葉で語り、
理解しあいながら、絆を深める姿が初々しかった。
「妻として幸せにしたいのです」
との家茂の優しい言葉に、
潤んだ瞳の和宮
二人は、嘗ての家定(堺雅人)と篤姫のようだ。


ただ、歴史の荒波は、
薩摩から江戸と広がろうとしていた。
いよいよ、島津久光山口祐一郎)が幕政改革に動き出したのだ。


* 蛇足になるが、家茂の生母である実成院の登場はないのだろうか・・・・
 実成院も大奥の七宝の間に居を構えていたので、
 天璋院とも、交流があったのではないか・・・・