放射冷却の朝


今朝の関東地方は、南部も含めて厳しい冷え込みになった。
東京の八王子や千葉県の佐倉も氷点下の冷え込みとなり、
栃木県などは、殆どの観測点が、
午前6時現在、アメダスでマイナスを示している。


詳しく調べると、風が静穏の観測地点で、冷え込みが厳しい。
まさに放射冷却の朝。
千葉県の船橋では、午前5時の気温が風は静穏で、2・7度
ところが、午前6時の気温は西南西の風3メートル、7・7度
となっている。
風が強まったことで、地表の寒気が弱まり、気温が上昇したのだろう。
船橋に近い同じ千葉県の佐倉では午前6時の気温が、
北東の風1メートルで0、3度。
船橋と佐倉は20キロ程の距離で、
7度以上の気温差。
晴れた冬の朝は、ほんの20キロでかなり気温が違うことが分かる。
放射冷却のなせる業だろう。
気象の奥の深さを感じる。