愛の終着駅


越後湯沢で乗り換え
夜汽車に揺られていると、八代亜紀の歌を思い出した。
「寒い夜汽車で〜」
そう「愛の終着駅」
    

    窓にわたしの まぼろし
    見えたらつらさを わかってほしい


車窓にふと寂しげな女性の横顔が浮かんだ。
セイレーンとなった女心
源氏物語の生霊
幻が現に
うつつがまぼろし
終着駅とは執着駅か・・・・