昨日の敵は今日の友


昨日は、「篤姫」の総集編を見る。
西郷吉之助(小澤征悦)は、島津斉彬高橋英樹)の命を受け、
一橋慶喜平岳大)の将軍職擁立のため、東奔西走する。
篤姫宮崎あおい)の家定(堺雅人)への輿入れにも、
西郷は汗を流した。
まさに主君斉彬のために、西郷は粉骨砕身の努力。
ところが、明治維新は、この慶喜を西郷が攻めることとなる。
命がけで、一橋慶喜擁立のため働いた西郷が、
命がけで、徳川幕府、将軍慶喜打倒に向う。
薩摩と長州との関係も、犬猿の仲から、
薩長連合へと、倒幕に手を結ぶ。
昨日の敵は今日の友だ。
それが、政治なのかもしれない。



日本の政治でも、小沢一郎氏は自民党の実力幹事長だった。
今は、打倒自民党民主党の党首。


私が、徳川家定に共鳴するのは、
徳川宗家を継承させることを、
自らの使命と自覚し、
家族を守ることを大切にしたところだ。


篤姫の真っ直ぐな心は、
何ものも信じない家定の心の窓を開かせ、
暖かい春風を吹き込んだ。