襟を正す


米国の最大手の保険会社AIGが、
幹部に2008〜9年の2年分のボーナス440億円支払う計画と、
米国のメディアが報じている。
賞与の最高額は6億円・・・・
紛れもなく、AIGは、巨額の公的資金(税金)を投入している。
公的資金は総額で16兆円だ。
まさに天文学的数字
この世界同時不況の中、数々の企業が倒産している中で、
こうした恥も節度もない経営判断がどこからくるのか・・・・


アメリカは、キリスト教の国であり、
その半数以上が、プロテスタント
マックス・ヴェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
ではないが、本来プロテスタントの世俗内禁欲が資本主義の「精神」に
生かされているとすれば、この賞与の支払いは、倫理観を疑う行為だ。


米国が、各国に数値目標を示した財政出動を求めても、
不況の原因は、どこにあるのかと、
反駁されてしまうだろう。


そして汝の襟を正せと・・・・・・