私は風


何といえばいいんだろう・・・・
いきなり全身に衝撃波が襲ってきたような、
そんな感覚、
それが、カルメン・マキ&OZ「私は風」だった。


「時には母のない子のように」
で、確かにカルメン・マキは知っていた。
哀愁を帯びた彼女の歌声はインパクトがあった。


しかし、私にとってのカルメン・マキは、
どこまでも「私は風」のカルメン・マキ。
当時高校生だった私は、彼女の魂のヴォーカルにブッ飛んだ。
嘗て、詩人寺山修司は、カルメン・マキを
「野生の天使」と評した。
ロッカー・カルメンマキは、
まさに「野生の天使」だ。

「watashi wa kazE〜」
空気を切り裂くヴォーカル・・・・
日本の女性ロックシンガーで、
彼女ほどシャウトするアーティストを私は知らない。


中森明菜もライブで、
この「私は風」を明菜の世界として歌っている。


     風のように自由に生きるわ


「私は風」の詩そのままに、カルメン・マキは走り続ける・・・・