僕にまかせてください


夜更けに、クラフトの「僕にまかせてください」を聴いていた。
この曲はさだまさしの作品。
いつも思うのだが、さだまさしの作品は、
どこか短編小説のようだ。
この「僕にまかせてください」の詞も青年と恋人、
恋人の亡き母を軸とした物語になっている。


青年は恋人の亡き母の墓参に付き添う。
両手を合わすと、傍らにれんげ草が咲いている。


    あなたの大事な人を
    僕にまかせてください


と墓前に誓う青年。
それは、彼女へのプロポーズでもあった。
「ありがとう」
と呟く娘。
どこか厳粛な気持ちになる歌だ。


    そして僕が大切にしてる
    ひだまりのような人
    それもそっときみのかあさんが
    残してくれたもの


そんなさりげない歌詞も好きだ。