2009-08-17 聖徳太子のような法服 エッセイ 「気骨の判決」を見て、 当時の大番院の判事の法服が目を引いた。 上衣の地質は黒地。 上衣には飾りがあり、桐花七箇及唐草の深紫 帽は、地質は黒地、飾は雲紋。 戦前は、刺繍ありで豪華な法服だなと思った。 現代のアメリカ式のガウンの法服とはずいぶん違う。 宮廷の貴族の束帯のようでもあり、また権威の象徴のようにも見える。 換言すれば、官吏としての職務を体現した服装といっても、 差しつかえないかもしれない。 大番院判事の法服は、どこか聖徳太子のようだなと思った。