白い夏


夏もそろそろ晩夏になろうとしている。
私も、腕時計のところが少し白く見える。
焼けてないようで腕が焼けていたらしい。


私の後輩など顔が焼けて、
鳥の足のように目じりだけが白くなっていた。


女性だったら指輪の跡が白くなっていたり。


日焼けしたところ、してないところ、
其々の思い出を刻んで、
夏が終わろうとしている。


高屋窓秋(たかやそうしゅう)の俳句が浮かんできた。


      頭の中で白い夏野になってゐる