「さん」と呼ぶ恋人


山口百恵主演の「赤い疑惑」で、
ヒロインの幸子(山口百恵)は、
恋人の光夫(三浦友和)を
「光夫さん」と呼び、
光夫は幸子を
「幸子さん」と呼んでいた。
何れも、名前を「さん」付けで呼び合っていた。


大人になって、男女交際をするようになったら、
「さん」付けで呼びたいなと、
漠然と思っていた。
世の中、「さん」付けで呼び合う若者は、
随分少なくなっているけど、
「さん」と優しく呼び合うと新鮮な響きがあると思う。
そして普段「〜さん」と呼び合っているからこそ、
例えば「幸子」「光男」と名前だけで呼び合うとき、
特別な感情が湧いてくるような気がする。