理想請負人


1980年代、ゴルバチョフソ連に彗星のように現れ、
ペレストロイカ(再編)を旗頭に改革を進めた。
彼の最大の功績は、東西の冷戦を終結させる道筋を作ったことだろう。
しかし、彼は国内では保守勢力にクーデターを起こされ、
それが原因で失脚している。
理想主義と現実の狭間で政治は動いている。
ゴルバチョフ政権は、
外交で高得点だった割には、
内政ではあまり高い得点は取れなかったようだ。


オバマ大統領は、崇高な理想を掲げて人々の心を掴む。
大統領就任1年を経過して、現実の懸案事項は進んでいるとはいえない。
内政では、景気雇用・保険医療費の問題。
外交では、核軍縮イラクアフガニスタンをはじめとした中東問題。


これからは、着実に理想を具現化することだろう。
オバマ大統領とクリントン国務長官ばかりが目につく現政権。
ソ連時代のゴルバチョフ大統領も、大統領ばかりが目立っていた。
オバマ大統領を固める優秀な参謀はいるのだろうか?
燻銀のような、例えばキッシンジャー国務長官のような名参謀が・・・・・
オバマ政権には理想を現実化させる為の、
マキャベリストは必要ないのだろうか。
理想請負人のような・・・・