ボルゲーゼ美術館展


上野の東京都美術館で「ボルゲーゼ美術館展」を観覧。
ラファエロの「一角獣を抱く貴婦人」や
カラヴァッジョの「洗礼者ヨハネ」などを鑑賞する。
ボルゲーゼ美術館は、イタリアのローマにある。
名門貴族のボルゲーゼ家出身の大パトロン
シピオーネ・ボルゲーゼのコレクション。


ビデオで観たボルゲーゼ美術館の外観は、
華麗ながらも落ち着いた品格が漂っている。
15世紀〜17世紀にかけて花開いたイタリア美術の流れを、
ラファエロやヴェロネーゼ、
カラヴァッジョといった巨匠たちの作品が展示されている。
ルネサンスバロックの輝き!


カラヴァッジョは、光と影の陰影が見事。
一角獣を抱く貴婦人はどこか日本にもいそうな女性だな、
例えば京都の舞妓さん・・・・・
そんなことが頭に浮かんだ。
ブルーを基調にした背景が、貴婦人を際立たせていた。
貴婦人の首筋の静脈のかすかなブルーが印象に残った。
一角獣は、子羊のようで、
縫いぐるみと見紛う可愛さ。


カンヴァスの女性は肉感的だった。
女性はヴィーナスが描かれてる作品が多い。
この女性いずれもスーパーモデルのような、
スレンダーなヴィーナスは描かれていない。
特にウエストのラインがゆるやかで、
女性らしさを象徴しているように感じた。


お土産に、ラファエロの「一角獣を抱く貴婦人」の図柄の、
あぶら取り紙を購入。
上野公園は桜が3分咲き。
公園内に、パキスタンのバザールや露店が出ていた。
今日は寒風身にしみる、
花冷えの美術鑑賞となった。