二十四の瞳


最近、昔の邦画をよく見る。
高峰秀子主演の「二十四の瞳」を見る。
知人に小豆島出身の方がいて、
当時生まれたばかりの同郷の奥様が
大石先生(高峰秀子)の赤ちゃん役で出演しているとのことだった。


私が感動したのは、
女子(おなご)先生の大石久子と、
小学1年生の教え子の心のふれあいだ。


足を怪我した女子(おなご)先生を慕って、
先生に合いに行くことを子どもたちはみんなで決める。
子どもたちは長い道のりを歩き続ける。
段々お腹が減ったり、不安になったりで、
子どもたちは次々に泣き出してしまう。
そんな中、大石先生のバスが通り、子どもたちは先生に合える。
一目散に大石先生のもとに駆けだす教え子たち。
抱きしめる大石先生。
泣くじゃくる子どもたちに大石先生も思わず泣いてしまう。
大石先生を見つめる二十四の瞳
純粋で汚れなき瞳が輝く。


世の中が複雑になり、
機械化してしまって情感がなくなりつつある。
そんな今、この「二十四の瞳」は、
何か大切なものを呼び覚ましてくれる。
彼女が主演した「名もなく貧しく美しく」にもそんな感慨を持った。
二十四の瞳」「名もなく貧しく美しく
いずれも女優高峰秀子の魅力が溢れている。