ある心理セミナーのブログを読んでいたら、
こんな良寛さまの句が紹介されていた。
『うらを見せ表を見せて散るもみじ』
40歳年下の女性、貞心尼と心を通わせた良寛。
自らの表も裏も見せた末の愛。
良寛は越後(新潟県)出雲崎の出身。
母の田舎が越後ということもあり、
良寛さまには親しみを持っていた。
子どもの頃、良寛さまの絵本を読んだ。
童(わらべ)と毬をつく良寛さまの挿絵があった。
『散る桜 残る桜も 散る桜』
残る桜も散るが運命。
全ては生々流転、
とどまる事を知らず・・・
ただ、私は無常感の暗さではなく、
達観した明るさをこの句に感じる。