鉄道員(ぽっぽや)


セーラー服の雪子(広末涼子)を見ていたら、
涙が止まらなくなっていた。


鉄道員高倉健)は生後間もなく、愛娘を亡した過去があった。
ある雪の晩、彼の前に赤いマフラーの娘が現れる。
その娘は彼の娘だった。
娘に味噌汁を振る舞う父。
父に手料理を食べさせる娘。
ふと台所の後ろ姿に亡き妻(大竹しのぶ)の姿を見る男。
美しい娘と至福の時を過ごし、
鉄道員(ぽっぽや)として男は逝く。


私の中の記憶とあまりに重なるこの映画・・・・
滂沱の涙が、何故か心を浄化させていた。