すれっからしと蓮っ葉


杉田かおるの「鳥の詩」を聴いていたら、
「すれっからし」と「蓮っ葉」という言葉が頭に浮かんだ。
確か杉田かおるは「すれっからし」という告白自伝を上梓していた。
私は「パパと呼ばないで」のチー坊や「雑居時代」のあまりの、
キュートな少女の杉田かおるに好感を持っていた。
大竹しのぶ杉田かおるの演技力は紙一重だと思っている。
映画「青春の門」の織江の演技は素晴らしかった。
自らをすれっからしと呼ぶ彼女に真面目さと、
意外に不器用な印象を持つ。
クラブのチーママさんが、
「私は蓮っ葉だから」
と言ってたことがあったけど、
どこか杉田かおるのような匂いがある。
誠実に尖った生き方を貫く。
それが彼女達の魅力なのだろうとも思う。