株とはバクチ・・・・


「株ってバクチと同じじゃない」
と言われ、
「成る程、そうだな」
と思った。
一昔前は、株屋とは結婚するな、
そんなことが言われていた。
株取引の周辺には相場師・総会屋など、
ちょっと危ない匂いもした。


株価を見るとき、
数字に裏打ちされているようで、
かなりの部分で大衆の心理で価格が決まっているように思う。
未来に希望的観測が持てれば、
相対的に株価は上がるし、
希望が萎めば下がる。


全般的に株価が低迷している中で、
グリーやコナミといったゲーム関係の株価が上昇している。
あれだけ電車の中、職場や学校で、
ケータイを操作している者がいれば、
やはりゲーム関連には未来があるのだろう。
日本だけではなく、ケータイのグローバリゼーションは凄まじい。
一種病的な依存症にさえなっている。


株とは、デジタルとアナログのアラベスクのような気がする。
企業業績や経済指標に裏打ちされたデジタル化されたデータと、
一方で、非常に心理的な人間の心の揺れで株価は振幅する。
データ化された幻想が数値化された、
それが株価のような気がする。



このデジタルとアナログの狭間で息づくスリル・・・
それが株取り引きの醍醐味かもしれない。
私のようにキャピタルゲインより、
インカムゲインを重視する者は邪道なのかもしれない。