改まることに憚ることなかれ


雨の中の業界のボランティアの日。
初めてお会いした新任の同業者の社長から名刺を頂き、
ご挨拶をいただいた。
私は当日名刺の持ち合わせがなく、
「失礼しました」
とお詫びした。


実はこの会社の前任の社長には苦い思い出がある。
酒席で、
「おまえは生意気なんだよ」
と前任の社長に言われたことがあったからだ。
どこか私の態度に不遜なところがあったのかもしれない。


同じ轍を踏まないようにと、
自筆のお詫びの文面を添えて、
新社長の会社に名刺をお送りした。
後日、社長から直接お電話を頂き、
「名刺をありがとうございます」
とお礼を頂いた。


「過ちて改まることに憚ることなかれ」