2012-12-31 生業(なりわい) エッセイ 高倉健の「仕事の流儀」を見る。 「一度きりを生きる」 「生き方が芝居に出る」 高倉健の言葉。 大滝秀治との本番の撮影の後で、 高倉健が涙を見せていた。 大滝秀治に向き合い、 感じ入るものが涙になったのか・・・ 「あのお墓の花すごいね」 「今日は何か記念日なのかと聞いたら、 毎朝、ああして花を活けてるんだって」 「猟師の仕事は命がけだから」 平戸で綾瀬はるかに語る高倉健が印象的だった。 大晦日の今日、 彼の「生業」という言葉が妙に胸に響いた。 とっぷりと 背中の暮るる 除夜の鐘