2013-03-09 木蓮の涙 エッセイ 父の位牌を受け取りに向う車中から、 白木蓮が咲き初めている風景が目に映った。 春の陽を浴びた木蓮の花が、 白い掌を広げ揺れていた。 そんな木蓮を見ているうちに、 「木蓮の涙」が幻のように流れだした。 それは「スターダスト・レビュー」ではなく、 ある女性の歌う「木蓮の涙」の絶唱だった。 逢いたくて 逢いたくて この胸のささやきが あなたを探している あなたを呼んでいる いつまでも いつまでも 「木蓮の涙」 山田ひろし作詞 柿沼清史作曲