2013-04-29 午前6時前・・・・ エッセイ 午前6時前、ツインビルから日が昇り、 街は朝を迎えている。 ブラインド越しの太陽は暖かい。 ラジオからは女性の透明な歌声が流れている。 どこか根源的な、大切なものって何なのか・・・ そんなことを朝日を授かりながら考えていた。 「当たり前」でなく「有り難い」 東日本大震災の直後に切実に思ったこと。 計画停電の暗闇の中で、 何かに怯える小動物のような気持ちになったことがあった。 小さな明かりにこころが癒され、 一杯の水が五臓六腑に沁みた。 朝日は暖かい。 神の手のようにどこまでもやさしい。