気になっていたお店・・・


「気になってたお店があるんですけど、
 年齢はちょっと高いみたいなんですけど、一緒にどうですか」
と同業者の仲間にお誘いをうけたので、
3人で熟女クラブ?に出かけた。
クラブは「千と千尋の神隠し」のような朱色の木製の橋を渡ったところにあった。
「湯婆婆がいるかもよ・・・」
と橋を渡りながらみんなで話してた。



「30代からから40代の女性がお相手します」
と看板に書かれていた。
店内に入るとボーイが席に案内してくれた。
店内は白を基調にしたお洒落な感じのお店だった。
クラブだからだろうかカラオケはなかった。


はじめに40前後とおぼしきセミロングの女性が席についた。
しばらく歓談していると、
一人また一人とホステスさんがついて3人になった。
ちょうどお客とホステスで3対3になった。


「手がきれいですね、わたし手のフェチなんですよ」
と黒目がきれいなホステスさんが手を褒めてくれた。
そのホステスさんは夫のDVが原因で別れたそうだ。



顔がやけに赤いホステスさんが隣の席についたので、
「どうしたの、顔が赤いけど日焼けなの」
「そこでちょっと・・・」
「ああ、日焼けサロンがあるの」
と話しかけると、
「いいえ、おしぼりでお客さんにふかれちゃって」
「ええ、そんなに赤くなるまで拭かれたの・・・」
「そうなんです、いろんなお客さんがいて」
ショートカットのお似合いの声のハスキーなホステスさんとそんなお話をした。


最後にお話したホステスさんは黒のロングドレスの色白の女性。
あまり水商売の匂いがしない、
どこか品のいい奥さんのような感じだった。
店内も混んできて、
若い男性とホステスさんの大きな声が響くようになった。
「ノリがいいほうがいいのかな」
とわたしが聞くと、
「あまり騒ぐより、落ち着いてこうしてお話してるほうが好きです」
と話していた。



酔いが廻ってきたのか仲間のひとりが、
「若い娘より熟した女がいいよ、女も果物も腐る寸前が美味しんだよな・・・」
と話していた。



楽しい時は過ぎて行ったが、
次に行きたいお店もあったので熟女クラブを後にした。