彼岸の入り


昨日九月二十日から彼岸の入りとなった。
父が今年亡くなり、
ふいに体が震えるほど寂しくなることがある。
でもこの頃、寂しさが何がしかの糧のようなものに変わりつつあるような、
そんな気持ちもする。


夢もよく見る。
初七日には父が自分の棺を担ぎながら消えてゆく夢を見た。
あの夢は自分の死を受け入れなさいという父のメッセージだったのか・・・
新盆には家族みんなで食事をしている夢を見た。
父は私の横で食事をしていたが、
その姿に浮遊感のようなものを感じた。
彼岸入りしてまた夢に出てきてくれるだろうか・・・
それとも「いつまでも子供のようなことを言ってるんじゃない」
と叱られるだろうか。


今日も一日の始まりに、
仏壇の水を替え、
位牌に手を合わせた。