お店の雰囲気


竹脇無我栗原小巻共演のドラマ「二人の世界」を見る。
このドラマは1971年(昭和46年)のドラマ。
竹脇無我栗原小巻も若く初々しい。


脱サラをして新婚の二人がスナックを始める。
そんな二人の店の近所に、ライバルのスナックが開店する。
そのスナックはテレビを置いて盛況の様子。
二人はもっと大衆的なお店にしたほうが良いのではと迷う。
そんな二人に知り合いの赤坂のベテランのコックが、
温かい眼差しで助言をする。
「あなた達がお客に靡くのではなく、お客を選ぶようにならなくちゃね」
「お客の好みで右往左往しないで、
 店の方針を決めたら多少の浮き沈みは我慢しなきゃ」
「いいじゃないですか、味で勝負するなら味で、
それにあなたたちは清潔感があるんだから」
そんなアドバイスをする。
このベテランコックは美味しいカレーの作り方も伝授する。
そのカレーが評判になり店は繁盛する。


以前、馴染みのお店でカラオケの画面にテレビが映るようになったことがあった。
女性と話しているとき、
どうもテレビの音が気になったことがあった。
特にお笑い番組の笑い声・・・
ちょうどオリンピックの時期だったような気がする。
オリンピックになると水商売は閑古鳥になりやすい。
集客のためにはテレビも必要だったのだろう。
そうした事情も分かるが、
落ち着いた雰囲気だったのに残念だなと思った。