ねこちゃん


残業を終えての駅への帰り道、
「ニャ〜ニャ〜」と可愛い声。
おやっと思い立ち止まると、
歩道の木陰に猫がいる。
猫は白と黒の斑模様の子猫だった。
「ニャ〜」
と愛しげに鳴く子猫。
側に寄ってみたが、逃げる様子もなく、
子猫はつぶらな瞳でこちらを見つめ鳴きつづけている。
子猫の声を聴いていたら、
なんだか癒された気分になった。
わたしはねこちゃんにバイバイして、
また駅への道をあゆみはじめた。