雪解けは遠い・・


クリミアのロシアへの編入問題で、
米ロが経済制裁の報復合戦になっている。
オバマ大統領も言及しているが、
世界経済にとって悪い影響を及ぼす可能性がある。
日本政府の円借款1000億円の経済支援は、
こうした状況で良いタイミングだと思う。
まず国民生活の安定が急務であり、
そのためには暫定政府の経済的基盤が確立されることが、
クリミヤ問題の解決の糸口にもなるだろう。
ロシアに対して苛烈な経済制裁をするより、
外交上得策と思える。
それにしてもプーチン大統領は柔道家らしく、
一手一手が欧米への関節技になっている。
ロシアとクリミアの橋の建設についてもしかり。
厳しい冬のモスクワにも春の兆しが訪れたが、
ロシアと欧米との雪解けは遠いようだ。
北風と太陽の話が頭を過る・・・