石橋湛山だったら・・・


ふと現在の首相が石橋湛山(いしばしたんざん)だったら・・・
そんなことを考えていた。
石橋湛山は1956年12月に第55代内閣総理大臣に就任する。
彼の首相の期間は、
健康上の理由でわずか2か月間の短命のだった。
もし彼が引き続き首相だったら、
次の首相になった岸信介元首相(安倍晋三首相の祖父)とは、
違った政治のかじ取りをしていただろう。
対米追従に距離を置いた石橋と改憲と日米同盟を最重要に置いた岸。
石橋湛山はジャーナリストであり経済にも精通していた。
田中角栄吉田茂は日本の歴代の首相として取り上げられるが、
地味で短命の首相であった石橋湛山知名度は低い。
彼の思想には右手に仏教の教え、
左手にはケインズの経済の理論があった。
リベラルな保守、石橋湛山の再評価が望まれる。