竜宮城の一夜かな・・・


昨日は土曜だったが、
何となく飲みたくなって馴染みのスナックへおじゃました。
お土産にシュークリームを持参した。
お店は土曜ながら結構活気があり、
お顔を拝見したことのある常連のお客さんもいらしていた。
こうして竜宮城の一夜の幕が開いた。


タレントの壇蜜似のホステスさんが席に付いた。
彼女は2年ほどこのお店に勤めている。
セクシーな女性なのでおじ様たちに人気がある。
彼女の初めての客が偶然にも私だった。
「このお店のシステムはどうなってるんですか」
といきなり聞かれ、
何故かマネージャーでもないのに説明したのを覚えている。
彼女の私の評価は、
「フェロモンを発散しながら、女性には石橋を叩いて渡るタイプ」
だそうだ。


しばらく歓談していると、
女性交代でベテランの50代のホステスさんが席に付いた。
ママさんとお客さんが、
甘い声で「北空港」をデュエットしていたのに刺激されたのか、
「ダンスしましょうよ」
とお誘いを受けたが、
どうもそういう気分になれなかったので、
「ママさんの歌を聴いていようよ」
とやんわりお断りした。
彼女はちょっとすねた顔をして、
「女性が誘ってるのに・・・」
と独り言のようにつぶやいた。
どうもカウンターのお客に言い寄られ、
「ホテルに行こう」
と再三言われたのに頭にきていたようで、
「バカにしてるんだから」
口を尖らせていた。
話を聞いてほしかったようで、
しばらく私は聞き役になっていた。


最後にママさんが席に付いた。
連休は実家にお父様の納骨で帰省していたこと。
母の日は、娘と娘さんの旦那様と食事をすることなどを話していた。
母の日のお祝いで、
ママさん宛の豪華なアレンジメントの花がお店に飾られていた。
そんなこんなで竜宮城の一夜の幕は降りた。