広末涼子の聖女


基子(広末涼子)と晴樹(永山絢斗)が見つめ合い、
jujuの切ない歌声が流れ、
「聖女」の再放送が終了すると、
ドンと突き上げるような感覚が・・・
地震だ」
この地震、どこかこのドラマを暗示させるような・・・


ドラマの余韻に浸りながら、
ジョルジュ・バタイユの影を見たような気がした。
それは紛れもなく「エロスはタナトス」であり、
イタリアのバロック美術を代表する芸術家、
ロレンツォ・ベルニーニの大理石像「聖テレジアの法悦」の純粋なる官能美だろう。


基子は次々に金目当てに男性を殺害した連続殺人の容疑者。
基子と晴樹はかつて家庭教師と教え子だった。
そして晴樹は10年後弁護士になっていた。
狂おしいほど愛をもとめる基子は、
聖女か悪魔か。
広末涼子は「聖テレジアの法悦」になるか・・・
「聖女」はスリリングな見逃せないドラマになりそうだ。