2015-03-20 あなたの声になっていた エッセイ 荒井由実の「朝陽の中で微笑んで」を聴きながら、 「カード一枚引くように決まるさだめがとてもこわい」 あなたが好きな詞だ。 そうだ大貫妙子の「黒のクレール」も聴きたくなった。 「幾度夏がめぐり来てもあなたは帰らない」 そのフレーズが海鳴りのようにリフレインする。 何曲か聴くうちに、「木蓮の涙」にわたしはたどり着いていた。 いつの間にかその歌はあなたの声になっていた。