メディチ家の至宝


白金の旧朝香宮(あさかのみや)邸、東京都庭園美術館を訪れる。
東京都庭園美術館は、JRの目黒駅東口から徒歩7〜8分。
アール・デコ様式を今に伝える意匠の旧朝香宮邸を一般公開している。
洋館やデザインに興味のある方はぜひ来館されてはと思う。


住所 東京都港区白金台5−21−9


私はこの東京都庭園美術館に魅かれて何度か訪れているが、
2014年のリニューアルオープン以来、初めての来館となった。
今回は大好きなラリックのガラス製の香水塔を何度も鑑賞した。


館内では「メディチ家の至宝」ールネサンスのジュエリーと名画ー
の展覧会が開催されていた。
ルネサンス文化の発祥の地、フィレンツェ
この地に300年に渡って君臨したメディチ家は、
優れた芸術家たちの強力なパトロンでもあった。
このメディチ家に伝わる珠玉のコレクション、
ルネサンスジュエリー等を一堂に展覧している。


作品は、カメオが特に目を惹いた。
フィレンチェの金工家 ≪二重の杯≫ 
古代ローマ工芸≪ユノとして描かれた小アントニアの胸像≫
ドミニコ・コンパーニ、通称ドミニコ・カンメイ(カメオのドメニコ)の
≪コジモ1世・デ・メディチとエレオノーラ・ディトレドの肖像≫
サードニックス、金/直径37ミリ
肖像画としては、フィレンツェの画家
何れもブロンズィーノの作品、
≪コジモ1世の肖像≫油彩
≪マリア・デ・メディチの肖像)≫油彩
が印象に残った。


それにしても庭園の入口から美術館までの緑の道は、
まさに都会のオアシス。
新緑の匂いが疲れた身体を癒してくれる。


記念にサンタ・マリア・ノベッラのミルクソープ 『バーベナ』を購入。
バーベナとは別名、美女桜。