2006-07-27から1日間の記事一覧

自句自解[神の封印]

「腕まくる白き肌えの浴衣かな」 金魚掬いに、だんだん熱が入って腕をまくる浴衣の女性。 腕まくりは、男だけではない。 粋なお姉さんも、男勝りに腕まくり。 男の赤銅色の隆々とした腕ではなく、 白い肌の腕が眩しい。 「稲妻や神の封印解き放つ」 一瞬、雲…

女の一生

「野菊晴」という句集を寄贈していただいた。 差出人は、御本人ではなく、御主人の名前であった。 「金子キクエ遺句集」と印刷されていた。 作者が生前書き残された俳句を、ご主人が遺句集として、出版されたのだろう。 作者は、私と同じ俳句の結社の方だが…